举一反三
- 幼い子どもに弟や妹ができると、赤ん坊に戻ったように振る舞うことがある。それまで自分の世話だけをしてくれていた母親が、生まれたばかりの弟や妹の世話で忙しくなる。赤ん坊に戻って、自分も同じように母親に世話をしてもらいたいと思うのだろう。 母親は、どの子も同じように育てているつもりである。しかし、子どもにはそのことがわからないので、自分は大切にされていないと思い、不安になるのだろう。 問:「そのこと」とは何か。
- 子供たちの多数は、学級編成の方法を知るはずもなく、喧騒の声を上げているが、看板の中に自分の名前を見つけられずに困っている子供がいる。 一組から順に見ていく のだが名前はどこにもない。 問:「一組から順に見ていく」のは誰ですか。
- 休むというのはどういうことであるか、それがよく分からない。よく分からないからうまく休めないのかという気もするのだが、この間も、ある仕事が部分的に終わって、普通ならさあ一休みというところだが、例によってどう休んでいいか分からない。手当り次第に本や雑誌を読んでいるうちに一日が経ってしまって、そして休んだという満足感どころか、なにやら無駄をしたという空しい気持ちが残るばかり。いつもこういうふうであろう。 問:「こういうふう」とは、どういうふうなのか。
- 緑がだんだん減っていると言われています。緑の減少で、空気が汚くなるというさまざまな間題が出てしまうことはみんなが感じています。①緑を増やすために、国がいろいろとかんばっていますが、それだけでは足りないと思います。 縁を増やすには、わたしたちは一人一人ができることから、何よりもまず実際にやらなければなりません。それにはどうしたらよいでしょうか。それぞれの県や市には代表的な花や木があります。例えば、東京の花はソメイヨシノで、木はイチョウです。それと同じように一人一人、あるいは家々が「自分の花、自分の木」というものを決めて、そこから緑を増やしていくようにしたらよいとわたしは考えました。 自分の好きな花や木をそれぞれ決め、庭に「自分の花、自分の木」を育てることから始めたらどうでしょうか。土地の多い村に住んでいる住民は、できるだけ多くの木を、土地の少ない都市に住んでいる住民は、できるだけ庭やベランダに花を植えるようにしましょう。 このようにすれば、緑を増やすことができるのではないでしょうか。もちろん木や花は植えればいいというだけではいけません。水をやり、育てなければなりません。②そこからきっと人の中にも自然にやきしい心が育つだろうと思います
- 中国大学MOOC:血液型に対する意見は人によって様々である。私が血液型の話を口にすると、「科学的に何の根拠もない」と言う人もいる。もちろん、人間は一人一人違うということは分かっているつもりである。だからよく付き合った上でその人を判断するようにしている。問:続きの文としては、(B)より(A)のほうがもっとふさわしい。(A)しかし、私が初めて会った人にまでそれを聞くのは、そうすることが相手をよりよく知る近道になると思うからだ。(B)血液型の話を信用しないほうがいい。
内容
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いよいよ高校1年生になって、学校が始まってすぐのころです。ハンガリー文学の先生が、ぼくたちにこう声をかけたのです。「きみたちもこれからの時代には外国語ができないとだめですよ。でも外国語を勉強するのはそうむずかしくない。 こう すればいいのですよ。」 どうすればいいのかというと、家に戻ったら、たとえばドイツ語ならドイツ語の辞書を出して、大切だとかおもしろいと思った単語を10個選んで、単語帳に意味といっしょに書いておく。 問:「こう」は何を指していますか。
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いい病院とは、どんな病院だろう。医師がよく話を聞いてくれる。...大切なのは、どんなことだと言っているか。
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ある作曲家に「あなたを、曲が作りたいという気持ちにさせる一番のものは何か」という質問をした。答えは「締め切り」だ。この答えにうなずく人は案外多いのではないだろうか。私もその1人。締め切りまで時間がある時はやる気にならなかったのに、締め切りが追ってくると不思議と集中力が高まり、いいアイディアが浮かんだりするからだ。胃が痛くなることもあるが、仕事をする時のパワーとして最も強いもの、それが締め切りだと言える。 問:筆者は「締め切り」をどのようなものだと考えているか。
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中国大学MOOC:「日本全国どこも似たような町になってしまった」と言う人がいる。地方へ行っても、都会と同じような姿の駅、都会にもあるような名前のスーパーやホテルばかりで、つまらないと言うのだ。しかし、こういうことを言う人は建物しか見ていないのかもしれない。実際は、そこに住む人々の生活の中に入り込んでみると、異なる点がたくさん見えてくる。「この村の祭りには、伝統的にこんな役割がある」といったような話がいろいろ聞けるだろう。問:この文章で筆者が最も言いたいことは(A)です。(A)現代の日本にも、地方によって異なる文化がある。(B)現代の日本では、地方による文化の差が失われてしまった。
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中国大学MOOC: わたしたちはふつう、視野に入っているものはみんな見ている、と思い→すいのですが、視野に入っていても注意していなければ見えないものです。普段でもそうです、自分が足を怪我すると、町の中には足を怪我した人が思いの外に多いことに気がつきます。よく若者が電車に乗って老人に席を譲らないといいますが、あれは老人は網膜の上には映っていても、意識のアンテナが働いていないのだと思います。若者には同世代の若者がよく目についたのは、自分の経験からも分かります。問い この文章の内容として最も適切なものはどれか。